D365BC 得意先/仕入先/品目マスタテンプレートの項目が大幅増加


得意先マスタ、仕入先マスタ、品目マスタのテンプレートで管理できる項目が大幅に増えました。 この機能はD365BC 2021 Release Wave2で追加された新機能です。

1. 従来のテンプレート管理項目

Customer Templateを確認してみましょう。Customer Template 一覧画面を呼び出します。

Cronusにはサンプルデータとして3つのマスタテンプレートが登録されています。一番上のテンプレートを開いてみましょう。

得意先マスタのテンプレートカードが開きました。Generalタブ、Addres&Contactタブなどのタブの構造は得意先マスタと同じですが、表示されている項目は得意先マスタより格段に少ないです。

その他のタブの管理項目はこのようになっています。

項目を追加できるか確認してみましょう。右上の歯車アイコンからPersonalizeを選択します。

Personalizeで追加できる項目はありませんでした。。

デザイン機能で追加できる項目を確認します。右上の歯車アイコンからDesignを選択します。

‘Ready’と表示されている項目が追加可能な項目です。

下の方にスクロールして確認して確認します。追加できる項目はあまり多くありません。

2. 新しいバージョンのテンプレートの管理項目

先ほどと同様の手順で、2021Wave2の新バージョンの得意先テンプレートのカード画面を開き、パーソナライズ機能を実行します。すると、たくさんの項目が追加可能になっています。

下の方にスクロールするとさらに多くの項目が追加可能になっていることが分かります。

試しに1項目を追加してみましょう。Prepaymentを追加します。

このように追加されました。

値を変更して保存します。

マスタテンプレートを設定したので実際に使ってみましょう。得意先マスタの一覧画面から’+New’ボタンをクリック。

マスタテンプレートの指定を要求されます。先ほど設定した一番上のテンプレートを指定してOKをクリック。

新しい得意先のカード画面が開きました。PaymentタブのShowMoreをクリック。

Prepayment%項目に、先ほどテンプレートで設定した’30%’が設定されています。

得意先マスタテンプレート以外に、仕入先マスタテンプレートや、

品目マスタテンプレートも大幅に管理項目が追加されています。

項目によっては正直テンプレート化不要と思われる項目(ex.住所とかホームページのURLとか)もありましたが、なんにせよテンプレートの項目が増えるのはうれしい機能拡張です。データ登録がとても捗るのでぜひ使ってみて下さい。

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